2007-06-03 21:36:56

sunn O))) & Boris @ Club Citta 川崎 [ ■音塊 (Live Report etc.) ]

 まず始めに・・。GW明けに当ブログサービスNews-Handlerのシステム障害?のかげで数日間閲覧、更新共に不能になり、もはやこれまでと諦めて新ブログnowhere to belongを立ち上げたのですが(という報告すらできてませんでした。こちらもよろしくです。)、なんだか復活したようなので、しばらくは二つのブログに同じ記事をアップしていこうと思います。なんだかんだでここは使い勝手が良いので。


sunn O))) & Boris Japan Tour さて、公演後二週間も経ってしまっていますが、5/20に川崎のチッタで行われたsunn O)))Borisの共演ライブに行ってきました。その前日と前々日はNINの来日公演を観に行ったので、ライブ三連チャンという極上の週末でした。今回の合同ツアーの一環で5/15に行われた新大久保EarthdomでMerzbowとの共演(平日だったので行けず・・・。Borisはお休み)も凄まじかったようですが、このチッタ公演はsunn O)))、Boris両バンドそれぞれのライブに加え、去年発売された共(狂)作『Altar』を一夜限りだけ再現するというスペシャルな三部構成となっており、連日のライブ疲れもなんのその、胸躍らせライブに臨んだのでした。

 6時開演。まずはBorisの登場。緞帳が上がってスモークがガンガン焚かれている中メンバーが登場し、のっけからドゥーミでサイケな長尺チューンからスタートし、すっかりBorisの世界に引き込まれてしまいます。続いては打って変わってスピード感あるヘヴィー・ロック・チューン。こちらもカッコよく、このバンドの守備範囲の広さを窺わせます。ドラムのAtsuoさんは銅鑼をガンガン叩いたり、客席にダイブしたりと大忙しでした。今回初めてBorisのライブを体験したわけですが、約1時間のライブは実に飽きのこない素晴らしいものでした。ちょっとCD欲しいです。

 セットチェンジを挟んだ後、主役であるsunn O)))が登場。今回はメンバーのGreg AndersonとStephen O'Malleyに加え、準メンバーとも言えるオーストラリア出身の現代音楽家・兼ギタリストのOren Ambarchi、そしてノルウェーのブラック・メタル・バンドMayhemのAttila Csiharがボーカルで参加という、黄金のメンツでのライブとなりました。

 またもや大量のスモークの中緞帳が上がると、Attilaがグレゴリオ聖歌のような節回しで荘厳な美声を奏でます。そして黒装束に身を包んだメンバーがゆっくりと登場し、徐々に地響きのようなギターの重低音のボリュームが上がっていくとともに、Attilaの声も段々と邪悪に満ち満ちた呻き声に変わっていきます。スモークによる会場濃霧警報発生の中、ゆらり蠢く真っ黒な人影が3台積み全10台のフル・ヴォリューム・アンプから超轟音を容赦無く放ちます。それは今まで体験したことの無い、言葉では言い表せないものでした。敢えて言うなら、それは超轟音ノイズのMerzbowのライブでも体験できなかったもので、あまりの音圧に体全体、内臓の奥深くまでが震え、音を聴くというよりもマッサージ器にかけられているという方が近い感じでした。それゆえに、会場の丸テーブルに置かれているビール缶やプラスチック製のコップがカタカタと動き、次々と床へと落ちていくのでした。視覚的にも衝撃モノでして、ギターの三人がスモークの中ギターを高らかに掲げ揚げ、超スローで振り下ろすという独特の演奏は、まるで死神がまさかりを振り下ろすようでとても不気味なものでした。また、ピカチュウも真っ青のフラッシュ・ライトが強烈に瞬き、サウンドと相まって本当に殺(ヤ)られそうになりました。人間の感覚器官の処理能力を超えた演奏は、人一人を死に至らしめ兼ねない危険極まりないものでした。そして途中からはBorisのAtsuoさんも登場し、また銅鑼とダイブ、クラウドサーフをし、会場のボルテージは最高潮を迎えたのでした。とにかく凄いの一言で、1時間に及ぶヘヴィ・ドローンの地獄体験はあっという間でした。

sunn O))) & Boris sunn O)))が終わった時点ですでに9時を回っていたでしょうか、セットチェンジを挟んだ後はいよいよ両バンドの共演による『Altar』の再現です。分厚いギターと引きずるようなドラミングが印象的なオープニングナンバー"Etna"や、これまでの邪悪な念を洗い流すかのように女性のWataさんが歌い上げる"The Sinking Belle (Blue Sheep)"と、両バンドの個性が激しくぶつかり合い見事に融合していく、そんな演奏でした。ただ、初演ということも原因だったのでしょうか、両バンドの息が若干合っていないときがあり、少々ぎこちない印象を受けました。観る側としてもすでに開始から3時間以上が経過していて、集中力が欠けてきたのも否定できませんでした。しかし、そんなことがちっちゃく感じてしまうくらい、今回のライブは自分の中のベスト・ライブとして今後も記憶の中に残り続けると思います。物販で売っていたツアー限定CD『Oracle』もゲットできましたし、本当に最高の体験をさせてもらいました。

Posted by uzu at 2007-06-03 21:36:56 | コメント(0) | Trackback(0)



TrackBack

この記事の TrackBack Ping-URL :
http://nanigashi.blogtribe.org/tbinterface.php/045f4cd4210d9db94825f5e3e850a536



コメントは投稿されておりません。

名前 :
タイトル :
URL :
コメント :